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人生に記憶を刻む経験を。トロワグロがお連れします。
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至福のレストラン 三つ星トロワグロ

94歳の巨匠フレデリック・ワイズマン監督が、親子3代で55年間三つ星を持ち続け、グリーンスターに輝いた最高峰のフレンチレストラン、その驚異の秘密に迫る―
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8月23日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開

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INTRODUCTION

全米映画批評家協会賞ノンフィクション映画賞ほか数々の賞を受賞!
映画と料理、世界の最高峰が出逢う―心が満ちる、至福の時間
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		94歳の巨匠フレデリック・ワイズマン監督が
			親子3代に渡って55年間ミシュランの三つ星を持ち続け、
			グリーンスターに輝く<トロワグロ>、その驚異の秘密に迫る―
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 2014年にヴェネチア国際映画祭で栄誉金獅子賞、2016年にはアカデミー賞®名誉賞を受賞し、〈現存する最も偉大なドキュメンタリー作家〉の称号を手にしたフレデリック・ワイズマン監督。樹々と湖に囲まれた印象派の絵画のようなフランスの村ウーシュに佇む<トロワグロ>を訪れ、レストランと料理に魅了されて撮影を熱望。バレエ・美術などのアート分野から、医療・教育・行政など福祉分野まで、あらゆる業界に踏み込んできた巨匠が、94歳にしてはじめて料理芸術の世界に挑んだ。2022年からスタートした撮影と編集を経て完成した本作は、2023年全米映画批評家協会賞ノンフィクション映画賞を始め、数々の誉れ高いドキュメンタリー映画賞を独占している。

 数ある三つ星レストランの中でも、世界の美食家たちが生涯で一度は訪れたいと願うことでも名を馳せる〈トロワグロ〉とは、トロワグロ・ファミリーが、1930年にフランスの中部で創業したフレンチレストランだ。映画では、2017年に建築家パトリック・ブシャンが建てた、自然と解け合うレストランを主な舞台に、オーナーシェフ3代目ミッシェルと4代目セザール、さらにスタッフたちの終わりのない食への追求の日々を捉える。

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 試行錯誤を繰り返し新しいメニューが創造されるエキサイティングな瞬間、厨房でシェフたちが丹念に調理する過程、ホールスタッフの洗練されたサーブと料理のプレゼンテーション、ソムリエのワイン解説。マルシェでの食材の仕入れ、有機農園、オーガニックの牧場やチーズ工場へ赴き、パーマカルチャーに取り組む。シェフ、スタッフの素晴らしい芸術性、創意工夫、想像力、努力の結晶が目の前に展開する。

 家族で始めたレストランが創業以来94年間、なぜ変わらず愛され続けてきたのか──その秘密が今、明かされる。世界屈指のレストランの秘密に迫り、五感を刺激し心が豊かになる、かつてない極上のレストラン体験へ―。

INTRODUCTION

全米映画批評家協会賞ノンフィクション映画賞ほか数々の賞を受賞!
映画と料理、世界の最高峰が出逢う―心が満ちる、至福の時間
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		94歳の巨匠フレデリック・ワイズマン監督が
			親子3代に渡って55年間ミシュランの三つ星を持ち続け、
			グリーンスターに輝く<トロワグロ>、その驚異の秘密に迫る―
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 2014年にヴェネチア国際映画祭で栄誉金獅子賞、2016年にはアカデミー賞🄬名誉賞を受賞し、〈現存する最も偉大なドキュメンタリー作家〉の称号を手にしたフレデリック・ワイズマン監督。樹々と湖に囲まれた印象派の絵画のようなフランスの村ウーシュに佇む<トロワグロ>を訪れ、レストランと料理に魅了されて撮影を熱望。バレエ・美術などのアート分野から、医療・教育・行政など福祉分野まで、あらゆる業界に踏み込んできた巨匠が、94歳にしてはじめて料理芸術の世界に挑んだ。2022年からスタートした撮影と編集を経て完成した本作は、2023年全米映画批評家協会賞ノンフィクション映画賞を始め、数々の誉れ高いドキュメンタリー映画賞を独占している。

 数ある三つ星レストランの中でも、世界の美食家たちが生涯で一度は訪れたいと願うことでも名を馳せる〈トロワグロ〉とは、トロワグロ・ファミリーが、1930年にフランスの中部で創業したフレンチレストランだ。映画では、2017年に建築家パトリック・ブシャンが建てた、自然と解け合うレストランを主な舞台に、オーナーシェフ3代目ミッシェルと4代目セザール、さらにスタッフたちの終わりのない食への追及の日々を捉える。

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 試行錯誤を繰り返し新しいメニューが創造されるエキサイティングな瞬間、厨房でシェフたちが丹念に調理する過程、ホールスタッフの洗練されたサーブと料理のプレゼンテーション、ソムリエのワイン解説。マルシェでの食材の仕入れ、有機農園、オーガニックの牧場やチーズ工場へ赴き、パーマカルチャーに取り組む。シェフ、スタッフの素晴らしい芸術性、創意工夫、想像力、努力の結晶が目の前に展開する。

 家族で始めたレストランが創業以来94年間、なぜ変わらず愛され続けてきたのか──その秘密が今、明かされる。世界屈指のレストランの秘密に迫り、五感を刺激し心が豊かになる、かつてない極上のレストラン体験へ―。

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Director

監督・編集・録音:フレデリック・ワイズマン Frederick Wiseman

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Director

監督・編集・録音:フレデリック・ワイズマン Frederick Wiseman

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1930年アメリカ合衆国ボストン生まれ。'54年イェール大学大学院卒業後、弁護士として活動し、その後軍隊に入る。除隊後、弁護士業の傍ら大学で教鞭をとるようになる。’63年にシャーリー・クラーク監督作品『クール・ワールド』をプロデュースし、映画製作の道に足を踏み入れる。’67年、ドキュメンタリー映画『チチカット・フォーリーズ』で初監督。これまでに44本のドキュメンタリー映画を制作、現代社会をモザイクのように描く。’71年、現在も活動の拠点とする自身のプロダクション「ジポラフィルム」を設立。2000年に『最後の手紙』、’22年に『カップル』という2本の劇映画を監督。アメリカのエミー賞4回、マッカーサー・フェロー賞、グッゲンハイム賞など数々の賞を受賞。’14年にはその功績が称えられ、第71回ヴェネチア国際映画祭で栄誉金獅子賞を受賞、’16年にはアカデミー賞®名誉賞を、そして’21年にはカンヌ国際映画祭ゴールデン・コーチを受賞している。

フィルモグラフィー

『チチカット・フォーリーズ』Titicut Follies(1967年)
『高校』High School(1968年)
『法と秩序』Law and Order(1969年)
『病院』Hospital(1969年)
『基礎訓練』Basic Training(1971年)
『エッセネ派』Essene(1972年)
『少年裁判所』Juvenile Court (1973年)
『霊長類』Primate(1974年)
『福祉』Welfare(1975年)
『肉』Meat(1976年)
『パナマ運河地帯』Canal Zone(1977年)
『シナイ半島視察団』Sinai Field Mission(1978年)
『軍事演習』Manoeuvre(1979年)
『モデル』Model(1980年)
『セラフィータの日記』Seraphita's Diary(1982年)
『ストア』The Store(1983年)
『競馬場』Racetrack(1985年)
『聴覚障害』Deaf(1986年)
『視覚障害』Blind(1986年)
『適応と仕事』Adjustment and Work(1986年)
『多重障害』Multi-Handicapped(1986年)
『ミサイル』Missile(1987年)
『セントラル・パーク』Central Park(1989年)
『臨死』Near Death(1989年)
『アスペン』Aspen(1991年)
『動物園』Zoo(1993年)
『高校Ⅱ』High School II(1994年)
『BALLET アメリカン・バレエ・シアターの世界』Ballet(1995年)
『コメディ・フランセーズ 演じられた愛』La Comédie-Française ou L'amour joué(1996年)
『パブリック・ハウジング』Public Housing(1997年)
『メイン州ベルファスト』Belfast, Maine(1999年)
『DV|ドメスティック・バイオレンス』Domestic Violence(2001年)
『最後の手紙』La Derniere lettre / The Last Letter(2002年)
『DV2』Domestic Violence 2(2002年)
『ガーデン』The Garden(2004年)
『州議会』State Legislature(2006年)
『パリ・オペラ座のすべて』La Danse(2009年)
『ボクシング・ジム』Boxing Gym(2010年)
『クレイジー・ホース・パリ 夜の宝石たち』Crazy Horse(2011年)
『大学』At Berkeley(2013年)
『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』National Gallery(2014年)
『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』In Jackson Heights(2015年)
『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』Ex Libris – The New York Public Library(2017年)
『インディアナ州モンロヴィア』Monrovia Indiana(2018年)
『ボストン市庁舎』City Hall(2020年)
『カップル』A Couple(2022年)
『至福のレストラン/三つ星トロワグロ』Menus-Plaisirs – Les Troisgros(2023年)

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フレデリック・ワイズマン Frederick Wiseman
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人生に記憶を刻む経験を。トロワグロがお連れします。
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ABOUT TROISGROS

世界的に有名でありながら、4世代に渡って家族で経営しているレストランはほとんどない。
さらに、親子3代でミシュランの三つ星を55年も獲得し続け、グリーンスターにも輝いている傑出したレストラン。

はじまり

1930年、フランス中央部ロワール県のロアンヌでジャン・バティストとマリー・トロワグロは、料理とワインセラーで有名なホテル・モデルヌを大成功させる。そして、ふたりの息子ジャンとピエールは、マキシムやルキャ・カルトンといった一流レストランで修業を積み、ラ・ピラミッドでポール・ボキューズと一緒に働き親交を深める。

第2世代

50年代初頭、ジャンとピエールがレストランの厨房を引き継ぎ評判となる。’56年にはミシュランの一つ星を獲得。’62年には 有名な “サーモン・オゼイユ"で名を馳せる。’65年に二つ目の星を得る。三つ目の星は’68年に獲得する。

第3世代

ピエールの息子ミッシェルは、70年代末マリー=ピエールとともに料理の世界を巡る旅に出て、’83年にロアンヌに戻る。’95年、ロアンヌの中央にル・サントラルをオープン、翌年にファミリーのレストランのトップに立つ。’03年、ゴ・エ・ミヨ誌はミッシェルを “シェフ・オブ・ザ・イヤー"に選出。そして’06年、東京にキュイジーヌ・ミッシェル・トロワグロがオープンし、日本への愛着が現実化する。2年後、ミッシェルとマリー=ピエールは、ロアンヌから20分の距離の河畔に初の田舎のレストラン、ラ・コリーヌ・デュ・コロンビエをオープンする。

第3世代

カリフォルニアからカタルーニャまでの料理の旅を経て、ミッシェルとマリー=ピエールの長男のセザールが’14年に加わる。次男のレオは、ベルリンから日本への旅を終えた。’17年2月、トロワグロはウーシュの中心に、建築家パトリック・ブシャンとともに、自由でユニークな設計の新たなレストランをオープンする。
そして‘23年、トロワグロはミシュランの三つ星を獲得して55周年を迎えた。

Comment

(50音順/敬称略)

プロの料理人たちの真剣な眼差しに、時間を忘れて魅了されました。
料理の一つひとつが愛にあふれ、レストランを囲む田園風景が美しく、
地球に生きている喜びを感じずにはいられません。
こんなにも素敵なレストランが、この星に存在するのですね!

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小川糸
(小説家)

終わらない探求と試行。
‘It's never finished. It’s always in the movement’ と語るミッシェル・トロワグロ氏の言葉と実践に、90代になっても映画を撮り続けているワイズマンの姿が重なって見えた。

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小田香
(映画作家)

「厨房は戦場だ」とは比喩ではなく現実であり、料理はまさにアートであることがトロワグロ家の歩みとともに示される。

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柏原光太郎
(ガストロノミープロデューサー /
日本ガストロノミー協会会長)

歓びにあふれるエモーショナルな時間。
トロワグロファミリーと一日を共に過ごし、そのユニークな世界観を体験する映画。
スタッフや生産者とのやりとりを通して、人間性までも盛り込むトロワグロの料理、その唯一無二のアーティスティックな表現を楽しんで頂きたい。
これこそが世界中のグルメが称賛するトロワグロのアール・ド・ヴィーヴルだ。

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ギヨーム・ブラカヴァル
(est シェフ・ド・キュイジーヌ)

4時間みっちり勉強させてもらいました!
この作品を通じてトロワグロのこれまでの歴史やこれからの未来を感じることができて、日々の葛藤や喜びを身近で見ているような、まるで自分もその場にいるような不思議な感覚で見る事ができました。なによりフランス料理が食べたくなる美味しいドキュメンタリーですね。

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クラブ・エリタージュ

福田 耕平
(メッツゲライ ササキ)

伊藤翔
(ドミニク・ブシェ トーキョー)

トロワグロで彼らと時間を共にしていたのが10年前。
その日々が鮮やかに蘇り、再びあの厨房にいる感覚になりました。
情熱を絶やさず、穏やかに仕事と人生を両立させるトロワグロファミリーは私の人生の目標です。

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後藤裕一
(PATH,Equal
オーナーパティシエ)

人に、時間を、空間を、料理を、そして幸せを提供することの意義と、プロフェッショナルとは?を、改めて考えさせられた。

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田崎真也
(ソムリエ)

レストランの仕事はオーケストラのようだ。テーブルに座った私達の目には見えない、たくさんの心遣いがあるからこそ、忘れられない思い出になるのだろう。
私は家庭料理が好きだ。でも、久しぶりにゆっくりと、レストランで食事をしたくなった。

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タサン志麻
(家政婦)

「自然を支配する人々」(旧約聖書)の土壌を知り・感覚所与を記号化した新しい農業(biodynamie)と、あまりにも人間的な料理(gastronomie)の仕事・・が描かれている。

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土井善晴
(料理研究家)

テーブルで食す以上に、レストランを丸ごと味わえる映画。
これは、新しいダイニング・エクスペリエンスだ。

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中村孝則
(「世界のベストレストラン50」
日本評議委員長)

愛され続け継承される料理という壮大な芸術作品がどのように生み出されるのか
その想像力、感性、知性、情熱、追求、視野、勤勉さ、映画を見終わると自分の経験としてその時間が刻まれることでしょう
94歳の監督が向けた眼差しの先と時間はドキュメンタリーの真髄であった

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野村友里
(eatrip主宰/料理人)

フレデリック・ワイズマンの新作『至福のレストラン 三つ星トロワグロ』を見ていて驚かされるのは、料理に携わる人たちにとっての言葉の役割の大きさだ。彼らは頭の中でその日のメニューを完成し、共有する。しかし、それが余すことなく我々に伝えられるのは、優れたマイク技術、そして被写体の近くにとどまる撮影者たちの力による。ワイズマンは90歳を超えた今も自分でマイクを振っているのだろうか? 料理と映画の「技術のすい」が出会う、その至福。

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濱口竜介
(映画監督)

レストランが成立するために、いかに多くの人の思いが込められているか。食べ手として身が引き締まる作品。

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浜田岳文
(FOODIE /
FOOD CULTURIST)

“トロワグロ”という星があるような、清らかでいて温かく循環している世界。

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冷水希三子
(料理家 /
フードコーディネーター)

4時間もの大作!しかしこれは、飽くことなく見入ってしまう。実り豊かな自然との対話を通じ、インスピレーションと熟練の技術とが織りなす、目も綾なる料理の数々。「食べる」という人間の行為の、最も洗練された、美しい祝福。フランス料理の究極のエスプリを体験されたし!

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平野啓一郎
(小説家)

家族の肖像画の内側から現れる、フランス料理の真実。
洗練と素朴が睦み合うひと皿、ひと皿に圧倒的な説得力がある。

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平松洋子
(エッセイスト / 作家)

三つ星店4代目のセザールは幸せ。世界的シェフの父ミッシェルから伝説のレストランを受け継いだ。トロワグロ家の絆は強い。ミッシェルはジェダイのように少ない言葉で聡明に息子さんを最高峰へ導く。このメゾンの遺産は品格、友愛、そして何より食材への絶えない知的好奇心。

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フローラン・ダバディ
(ジャーナリスト)

我々に幸福を与え続ける偉大な料理の影には、類稀なる食材への敬意と探究心があることを、教えられる。それは料理界の頂点にいながらも、現状に満足せず、より良き道を常に探し、求め続ける、シェフたちの誠実そのものだった。

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マッキー牧元
(味の手帖編集顧問 /
タベアルキスト)

ここまでキッチンを見せるレストランも映画も僕は知らない。
毎日試行錯誤して、話し合う、
その繰り返しで三つ星を55年獲得し続けている。
三つ星の料理はディテールの積み重ね。あれがグランメゾン、あれがトロワグロ。
食に興味のある方、特に料理人には観てほしい。

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三國清三
(料理人)

トロワグロのレストランビジネス、そのすべての側面に宿る情熱、献身、芸術性を明かすことに成功した素晴らしいドキュメンタリー。ミシェル、セザール、レオと一日中一緒に過ごし、日常の尊い瞬間を共有できたような気がした。ワイズマンは、伝統を革新し続け、自らも更新する喜びを繊細にとらえ、料理が愛と創造性の表現である世界へと観客を誘う。

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ミケーレ・アッバテマルコ
(est ペストリー シェフ /
「ゴ・エ・ミヨ2024」
ベストパティシエ賞受賞)

初めて出かけた1976年以来、出かけるたびに感動を与えてくれる!
料理もサービスも、お客様も世界の最高峰!

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山本益博
(料理評論家)

これはゆったりと流れる荘厳な叙情詩だ。
収穫し、創造し、分かち合うシンプルな喜びの賛歌。
美と人間性を語る感動の作品。

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リオネル・ベカ
(「エスキス」
エグゼクティブ・シェフ)

すべてがあるがままの美しさ。
自然、料理、感情が調和された時間が想像を超えた心地よさ。
90歳代のワイズマン監督の目線が、温かくそして、鋭く。
あの場所に自分自身もいたら?と、いろいろな想像をも豊かにさせてくれる時間でした。

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ワタナベマキ
(料理研究家)